通常、このような高機能コミュニティサイトを構築するには、高価なハードウェア/ソフトウェア、高度な技術、そして多大な時間を要し、必ずしも容易であるとはいえない状況です。XOOPSはオープンソースライセンスであるGPL(GNU 一般公有使用許諾書)に基づいて開発されたソフトで、一般的にフリーソフトと呼ばれる部類に入ります。
XOOPSとはeXtensible Object Oriented Portal System の略で、直訳すると「拡張可能なオブジェクト指向ポータルシステム」ということになります。
拡張可能な
モジュール追加などで様々な機能・プログラムを自由に追加・削除することができます。
オブジェクト指向
PHPは完全なオブジェクト指向ではありませんが、XOOPS及びXOOPS CubeではPHPの中のオブジェクト指向部分が多用されています。
ポータルシステム
「ポータルシステム」は「コンテンツマネジメントシステム(CMS)」とも呼ばれることもあります。日本ではまだあまり聞きなれない言葉ですが、海外では すでに多くのユーザの間に広まっており、これを素直に訳すと、「サイトのコンテンツを管理するためのシステム」ということになります。
XOOPS CubeはXOOPSから派生したCMSで、Simple, Secure, Scalableのコンセプトのもと、日本語を含むマルチバイト環境に対応した柔軟性の高いシステムの提供を目指しています。
XOOPS Cubeの「Cube」は以下の意味が込められています。
・これまでのXOOPS2の発展系のイメージ
XOOPS 3 ⇒ Cubeを連想できる)。
・Cube(=立方体)を組合すことで、オブジェクト指向のシステムとして様々な形で活用できる。
・Cubeの単語が持つ「真面目な・堅い」という意味が、secureなシステムのイメージにつながる。
・XOOPSの後継であることを示しつつも、これまでのxoops.orgのシステムとの識別が容易な名称である。
XOOPS Cubeで利用されている技術
XOOPS Cubeの中核となる技術はサーバサイドスクリプト言語であるPHPとデータベースです。データベースを利用することにより、情報の管理・更新・保存・検索等を高速且つ容易に行うことができます。特に、XOOPS Cubeで使用されているMySQLはその高速性からgoogle等の一部検索システムでも使用されているほどです。
PHP言語とデータベースとの連係により、ダイナミック且つ高機能なサイトの構築が可能となります。PHPおよびMySQLは共にオープンソースであり、フリー且つ手軽に利用できることから、特に海外では多くのユーザの支持を得ています。